平均2000万円前後の退職金を手にして、一斉に定年・退職を迎え始めた団塊世代。ご夫婦などで、第2の目標を定めながら、生きがいを中心にしたライフプランを話し合うにしても、平均余命を超えるあたりからの生活の不安は尽きない。日本の代表的独立系ファイナンシャルプランナーの嶋敬介さんに、不安解消策を尋ねた。
既婚者であればリタイア後、ご夫婦でどう生きていくかということに対して、今行われているプランニングが、新たな目標を追い求めるもの、それも平均余命で完結し、運用なし、が多いようです。
しかし、本来のファイナンシャルプランというのは、ゴールをどこに置くかを、最初に決め、全体のプランの時間軸を明確にいたします。100歳と決めたら、平均余命に関係なく、60歳の団塊世代であれば、今後40年分のファイナンシャルプランニングをしっかりとご提案することになります。
弊社ノースアイランドのファイナンシャルプランは、平均余命を超えてなお元気な方々のために、100歳〜110歳をゴールにしたキャッシュフロー表をご提案するようにいたしております。
大きな関心事として、現在、60歳のご夫婦の平均余命(夫82歳、妻87歳)で、およそ1億円の生活資金が理想とされていますが、一般的にそんな資金を用意できる訳がないと嘆いておられるのも事実です。
しかし、実際、2000万円くらいの退職金や平均的な手持ち資産をベースに、100歳までの40年分のキャッシュフロー表を作ってみますと、赤字になるようなケースがないのも事実です。
それは、30年〜40年の間、コツコツと良質の資産運用を続ければ、4%くらいの利回りが生じることが、すでに世界的に実証されており、弊社ファイナンシャルプランの骨格が、この運用成果の実証を根拠に、0%、3%、5%運用のご提案となるからです。